そのうち……という人生の言い訳

「そのうち」という相田みつをの詩があります。
次のようなものです。

そのうち お金がたまったら
そのうち 家でも建てたら
そのうち 子供から手が放れたら
そのうち 仕事が落ちついたら
そのうち 時間のゆとりができたら  

そのうち……
そのうち……
そのうち…… 
と、できない理由を
くりかえしているうちに  
結局は何もやらなかった  

空しい人生の幕がおりて
顔の上に 淋しい墓標が立つ  

そのうちそのうち
日が暮れる 

いまきたこの道
かえれない

この詩を読んで「ドキッ」とした人も多いんじゃないでしょうか。

多くの人は、ある時からずっと、もっともらしい言い訳を続けながら生きています。 「そのうち……」と自分自身に言い聞かせて、やりたいことをやらないのもその1つかもしれません。

しかし、ただ待っていても、ここで言う「そのうち………」がやって来ることはほとんどありません。 そういったものは、自分で動き出さなければやって来ないものだからす。

── あたなが先延ばしにしてきたことは何でしょう?

やりたいことを全てやれる人生などは、もちろんありません。
でも、やりたいことを全然やらずに終える人生は、きっと虚しいものでしょう。

たった1つでも、人生の中で自分の意思を貫ければ、きっとそんな空しい人生にはならないはずです。 損得ではなく、ちゃんと自分が生きた証を人生に刻んでほしい……そう願わずにいれません。

たとえほんのわずかなことでも、言い訳をやめ、自分の人生に正直に生きる部分を持っていたいものです。


カテゴリ 心に響く名言
 タグ  人生

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