平和を願う人〜平和主義者

エニアグラム タイプ9 平和を願う人

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長所と短所

長所
穏やか、飾らない、寛大、人の気持ちを理解できる、平和と調和を保つ、公平、安心感、物事を深く理解

短所
自己表現が苦手、ことなかれ主義、意地っ張り、受身的、現状維持、達成意欲が低い、決断力がない

有名人・アニメキャラに例えると・・

ウォルト・ディズニー、ムーミン、のび太(ドラえもん)、草なぎ剛、綾瀬はるか、西郷隆盛

イラっとするポイント

なぜか攻撃的なヤツ。

「早く早く!」と自分のペースを乱してくるヤツ。

人のことを尊重しないヤツ。

モチベーションの上がるポイント

自分にもできると思えた時。

仲間外れの人に手を差し伸べる。

争っている者同士の仲介役を果たす。

このタイプの人が持っている「囚われ」「こだわり」

誰もが何かしらの「囚われ」を持っている。それを知ることは自分を知ることに繋がる。
「囚われ」は、こだわり、恐れ、拠り所などの言葉に置き換えることもできる。

このタイプの人は、「争い、トラブル、葛藤を避けたい」と心の奥で思っています。

おそらく、幼少期に自分の主張が何も受け入れられなかったり、誰も相手にしてくれないとなどといった無力感のようなものを感じた経験があるのでしょう。それにより「自分など無価値だ」と無意識的に思うようになり、それによって本当の自分が望んでいることや感じていることに蓋をするようになったのでしょう。そうして自分の感情を切り離し無感覚になることで自分を守ろうとしたわけです。

したがって、彼らは自分の主義主張より他人の主張や調和を保つことを重視します。問題の発生を嫌い、変化や危険の少ない穏やかで安定した日常生活を送ることこそが彼らの最大の望みとなったわけです。

陥りやすい落とし穴

このタイプの人は「自分の意見などたいして重要でない」と考えていますから、何かを決めるのが苦手です。何かを決めるということは、「自分の意思を表明する」「自分の立場を明確にする」ということでもありますから、それにより何かしらの変化や葛藤や対立が生まれる可能性があります。それを避けたいと無意識に思っているわけです。

葛藤を避けて平穏を求める姿勢が行き過ぎると「ことなかれ主義」に陥ります。自らは何も新しいことにチャレンジせず、自分にも他人にも自分の人生にも何も要求しないで、常に受け身でいるだけでは、人生が尻つぼみになってしまいます。また、大事なことを先送りして周囲に迷惑をかけることもあります。

また、自分の内面に無意識的に蓋をしているので、湧き上がってくるようなものが少なく、どこかひょうひょうとしていて概してモチベーションが低い。これが達成意欲の低さにもつながっています。

そして、このタイプの人が怒りを感じると、意地でも動かなくなるなど頑固な姿勢を見せるという特徴もあります。

自分を活かすには

このタイプが引き起こす問題は全て、自分は取るに足らないつまらない存在だという自己卑下から生まれます。自分が思っているほど社会はあなたを無価値だとは思っていないことに気づく必要があります。
幼い頃に蓋をしてしまった自分の感情の蓋を少しづつ開けてみましょう。

自分より周りを優先してきたこのタイプの人たちは、環境に大きな影響を受けます。あなたを意固地にさせる人との交流を避け、あなたの価値を心から信じてくれる人、目標を持って努力している人などと積極的に交流してみましょう。

そうして、少しづつ自分の感情に気づき、大切にし、葛藤を恐れず意思表示をしていくことによって、だんだん自分にも他の人たちと同じように価値があるんだと再認識していくことでしょう。そうすれば人生は大きく開かれていくことになるはずです。

タイプ9の人は、タイプ3(成果主義者)の人の持つ「私は成功している」という自己イメージを持つことで、その重い腰をあげられるようになります。

向いている職業

公務員、ホテル従業員、レストラン従業員、介護福祉、カウンセラー

集団の人間関係のクッション材の役割を果たすことができる貴重な人。人当たりも良く努力家で調和のために尽力するので、個人ではなくチームで行う仕事、チームをサポートする仕事に向いています。公平な立場で誰とも接することができるので、何らかの調整役でも力を発揮するでしょう。

リーダーシップを発揮する、対決するといった仕事はあまり向いていません。

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タイプ2 奉仕する人〜博愛主義者
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タイプ4 個性を求める人〜ロマンチスト
タイプ5 調べる人〜研究家
タイプ6 忠実な人〜サポーター
タイプ7 熱中する人〜楽天家
タイプ8 挑戦する人〜チャレンジャー
タイプ9 平和を願う人〜平和主義者

▼さらに各タイプの特徴を知るなら「私たちを動かす3つの感覚とサブタイプ」もご覧ください。
もっと正確に自分のタイプを診断したい方は「詳細診断Ver」へ。

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