初頭効果(しょとうこうか)
〜第一印象でその後が決まる

人は最初に受けた印象に強く影響される傾向があります。
これを心理学では『初頭効果(しょとうこうか)』と呼びます。

「人と会うときは第一印象が大事」などと言われますが、それはやっぱり正しいのです。
人は、第一印象で受け取ったイメージを後々まで引きずります。

例えば、最初に「素敵な人」だと思えば、少しくらいダメな所を目にしても「少しダメな所があるけどそれもまた素敵」だと感じるものです。

しかし、最初に「嫌な人」だと思えば、多少良い面が垣間見えても「少しは良い所もあるみたいだけど嫌な人」という具合に評価は簡単には覆らないのです。

初頭効果が起きる理由

なぜこうした現象が起こるのかというと、人は無意識のうちに自分の意見の正しさを確かめるための情報ばかり集めようとするからです。

「素敵な人」だと思えば、その人の素敵なところばかりに目が行きます。
逆に「嫌な人」だと思えば、その人の嫌なところばかりが気になってしまうのです。 

これがまさに「初頭効果」の原因というわけです。

それは「第一印象」というフィルターを通してその人を見ているようなものです。

人間は一度出会ってしまえば、もうその人をまっさらな気持ちで客観的に見ているわけではないということです。 

だから、第一印象はとても大事なわけです。
その後その人をどんなフィルターを通して見るかを決めるわけですから。

これは、ビジネスにおいても恋愛においても言えることです。

第一印象の決まる要素

ちなみに、第一印象というものは、出会って3〜5秒で決まると言います。
そして、人が第一印象で判断する「見た目」には次のような要素があります。

これらに気を使えば、自分の心がけと努力次第で、相手に好印象を与えることもできるようになります。
そうなれば初頭効果で、後々も有利になるわけです。 

初対面の人と会うときは、やっぱり第一印象に気を配りましょう。

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カテゴリ モチベーション理論
 タグ  人間関係

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