ノーベル賞の本庶佑さん、研究に必要な6つのC

免疫を抑制するタンパク質「PD-1」を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげたとしてノーベル賞を受賞した、本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授の研究への取り組み方などがとても参考になるのでまとめておきました。

6つのC

まず、研究する上で大切なことは「6つのC」だと言います。

「好奇心を大切に勇気を持って困難な問題に挑戦し、必ずできるという確信をもち全精力を集中させ、諦めずに継続すること」

好奇心(Curiosity)
勇気(Courage)
挑戦(Challenge)
確信(Confidence)
集中(Concentrate)
継続(Continuation)

何をやるにしても、結果を出す人は皆この姿勢を貫いているはずです。
それがわかりやすくまとめられていて、とても参考になります。

座右の銘

記者が用意した色紙には座右の銘である次の言葉を書いたそうです。

有志竟成(ゆうしきょうせい)

「強い志を持ち頑張れば目的は必ず達成できる」という意味。
中国史上最高の名君の一人である光武帝が述べたとされる「後漢書」に記された言葉。

簡単には結果が出ない長い研究生活の中では、きっと心が折れそうになったり迷いが生じることもあるでしょうけれど、そんな時にこの言葉を心の支えにしていたのでしょう。

ともすると、ものごとを簡単に諦めてしまう私たちに、諦めず粘り強くやっていくことの重要性を思い出させてくれます。

受賞会見で語ったノーベル賞よりも嬉しかったこととは?

ノーベル賞受賞会見の中で、賞よりも嬉しかった体験について語っている部分がありました。

「僕はゴルフが好きなので、ゴルフ場にしょっちゅう行きますが、ゴルフ場に来ている、顔は知っているけど、あまり知らない人が、ある日、突然やって来て、『自分は肺がんで、これが最後のラウンドだと思っていたのが、あなたの薬のおかげでよくなってまたゴルフできる』と。そういう話をされると、これ以上の幸せはない。自分の生きた存在として、これほどうれしいことはない。これは僕は正直いって、どんな賞をもらうということよりも、それで十分だと思っています」

きっと心の底から嬉しい出来事だったのでしょう。
我々も諦めず頑張って何かを成し遂げることができれば、その先にはこうした心の底から味わえるような喜びが待っているのかもしれません。
そう思うと頑張ろうという意欲が湧いてきます。

最後に

本庶佑さんの研究姿勢から我々が学べることは、「諦めず頑張ること」の大切さではないでしょうか。

何を成し遂げるにしても、結局は1日1日の積み重ねでしかありません。
その積み重ねが結果としてあらわれる。

だから諦めずに努力し続ければ、いずれそれに見合った成果が生み出される、ということです。

今日も頑張っていきましょう。


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ  仕事

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