為せば成る

上杉鷹山
(画像引用)Wikipedia

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

「どんなことでも強い意志を持って行えば必ず実現する。結果が得られないのは成し遂げる意思を持って行動しないからだ」という意味です。

上杉鷹山(うえすぎ ようざん)(米沢藩藩主)
1751-1822。弱冠17歳で九代目米沢藩主となる。莫大な財政赤字をかかえて傾いていた米沢藩の財政を立て直したことで有名。藩政改革者として優れた才能を発揮した人物。元アメリカの大統領ジョン・F・ケネディやビル・クリントンが、日本人の政治家の中で一番尊敬している人物として上杉鷹山を挙げています。

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ワンポイント解説

「為せば成る」までが有名ですが、本当はその後に「為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」と続きます。

強い意志を持って事に当たれば、大抵のことはなし得ることができるのだという勇気をもらえる言葉です。

とはいえ、「絶対に成し遂げてみせる!」
……そんな強い気持ちを持ち続けるのは簡単ではありません。 

何か困難にぶつかると、人はすぐにあきらめてしまいます。
気がついたらつい楽な方に流れてしまうのが人間というものです。

でも、何かを成し遂げるにはやっぱり強い意志が不可欠です。

だからでしょうか、企業経営者を対象にしたあるアンケートでは、この言葉を座右の銘にしている人が圧倒的に多かった(2位は「継続は力なり」)。

ちなみに、この言葉はもともと武田信玄の次の言葉を上杉鷹山がアレンジしたものだと言われています。 

「為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らぬと捨つる人の儚さ」
(強い意志を持って行えば必ず実現するのに、できないと諦めてしまうのが人の愚かさだ)

言わんとしていることはどちらも同じですが、少し受け取る印象が変わってきます。
武田信玄の方はどこか教訓めいた感じですが、上杉鷹山の方は直接ガツンと言われるような迫力があります。 

いつの時代でもこうした意味を持つ言葉が存在します。
今風に言うと「信じれば夢は叶う」みたいな言葉になるでしょうか。

時代を超え言われ続けている事ですから、やっぱりそれは本質をついているということなんだと思います。 

何かやりたいことがあって気持ちが折れそうな時に思い出したい言葉です。


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