マシュマロ実験
モチベーションアップの法則

マシュマロ実験で明らかになった親の年収と子供の学歴の相関関係とは?

「マシュマロ実験」という有名な実験があります。 

マシュマロを使って子どもたちの自制心将来の社会的成功の関連性を測ることを目的とした実験です。 スタンフォード大学の心理学者、ウォルター・ミシェルが1970年頃に実施しました。

その実験内容は次のようなものです。

4歳の子ども186人を対象に、一人ひとりにマシュマロを1つ与え、「私が帰ってくるまでの15分の間、マシュマロを食べるのを我慢したらもう1つあげる」と告げて部屋から出て行く。 残された子どもたちの行動を観察した結果、3分の2の子供は我慢できずにマシュマロを食べてしまったが、3分の1の子供は15分間我慢した。 

18年後に行なった追跡調査の結果、マシュマロを食べずに我慢した子の方が約10%学業成績が良かった。 

このことから、「自制心がある子供は社会的に成功する可能性が高い」という結論が導き出されました。

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否定された実験結果

しかし、2018年5月、この結論は否定されることになります。 

マシュマロ実験に懐疑的だった研究者たちが、さらに大規模(被験者900名以上)な再現実験を行った結果、マシュマロを我慢できるかどうかは、「子どもの自制心」よりも、「子どもが置かれている社会的・経済的環境」のほうが影響しているということが分かったのです。 

つまり、社会的に成功する可能性が高いのは、自制心の高い子供ではなく、親の年収と家庭環境に恵まれた子供である、というわけです。 親の経済力と子供の学歴の相関関係が、マシュマロ実験によって改めて証明された格好になったのです。 

再現実験で明らかになったことは次のようなことです。 

このような背景の差から、貧しい家庭環境の子供は我慢できない子が多くなり、裕福な家庭環境の子供は我慢できる子が多くなるというわけです。
子供達に、マシュマロを我慢させたのは、自制心ではなく、今我慢すれば将来より多くの報酬が得られる、という将来に対する信頼感だったのです。

まとめ

目先の利益ばかりを追い求める人と、長期的な利益を見据えて目先の利益に惑わされない人、どちらがより社会的に成功しやすいかは明らかです。
こうした姿勢を決めるのは、親の経済力だったということが、再び行われたマシュマロ実験で明らかになったのです……。

この結論だけ見ると、「なんだ、結局どんな家に産まれるかで人生決まるのか……」と残念な気持ちにもなってしまいます。

しかし、実験結果をよく見てみると、その後の学業成績の差は10%しかありません。
これは、境遇に負けず良い成績を残した人もたくさんいたという証でもあります。つまり、やっぱり自分次第で人生はいくらでも好転させることが可能だというわけです。

そのためには、小さな成功体験など、何かのキッカケを得て将来への信頼感を取り戻す必要があるでしょう。何かのキッカケも得ることがなければ、こうした傾向が現れやすいという現実は確かに存在するわけですから。

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