人生で大切なこと…
ガンで亡くなった27歳の女性が最後に残したメッセージ

幸せになるための5つの要素

2018年1月4日の早朝、オーストラリアで27歳の女性がガンで亡くなりました。 

その翌日、彼女のFacebookに「ホーリーから人生のちょっとしたアドバイス」というタイトルでメッセージが投稿されました。

それは彼女が亡くなる前に病床で書いたもの。
頼まれていた家族が公開したのです。 

そのメッセージは多くの人の心を揺さぶり、オーストラリアを中心に多くの人の共感を呼んでいます。

彼女の名前はホーリー・ブッチャーさん。
彼女が最後にどうしても伝えたかったこととは何だったのでしょうか?

以下にその内容を掲載しました。
彼女のメッセージが日本でも多くの人に届くことを願って。

『ホーリーから人生のちょっとしたアドバイス』

26歳という若さで死と向き合い、それを受け入れるというのは少し奇妙なことかもしれません。

普通、誰もそんなことは考えないでしょう。
毎日は当たり前のように過ぎていき、明日はまたやって来ると思っています。 

私も少しずつ歳を重ね、自分の顔にもシワができ、髪も白くなっていくことを想像していました。
そして、愛に溢れた家庭を築き、たくさんの子どもたちに囲まれると信じていました。 

しかし、人生は儚く、貴重で、何が起こるかわかりません。

当たり前の日常は、誰にでも与えられる権利なんかじゃありません。
それは、ギフトなんです。

私は今27歳です。
まだ死にたくありません。

私は自分の人生を愛しています。
大好きな人たちがいて、とても幸せなのです。

でも、それはもう自分ではどうすることもできなくなってしまいました…
 

私はみんなに、人生において些細でつまらない出来事にあまり悩まないで欲しいと願っています。

私たちはみんないずれは死ぬのだということを、どうか忘れないでください。

だから、あなたの時間を価値のあること、素晴らしいと感じることに使ってください。
嫌なことならやらなくたっていいんです。

身の回りで何か問題があったとしても、それは乗り越えることができます。
そのことで周りの人に悪い影響を与えないように気をつけてください。

苦しくなったら、外へ出て新鮮な空気を大きく吸い込むと良いです。
そして、空の青さと木々の緑を見てください。
とても美しいですよ。

そして感じてみてください。
呼吸ができる、その幸せを。
 

もしかしたら、あなたは今日渋滞に巻き込まれたかもしれません。
可愛い赤ちゃんの泣き声でよく眠れなかったかもしれません。
髪を短く切りすぎたかもしれないし、新しいネイルが欠けてしまったかもしれません。
自分の体型のことで悩んでいるかもしれません。  

でも、そうしたことは些細なことで、死に直面しなければならなくなったら、どうでもよくなるものです。

私の身体は日に日に衰弱しています。

私の願いは、もう一度家族で誕生日を迎えたいということ。
もう一度だけクリスマスを迎えたいということ。
もう一度だけでいいからパートナーと一緒に過ごしたいということ。
愛犬と過ごしたいということ。

もう一度だけでいいから…

本当にただそれだけです。
 

仕事やエクササイズが大変だったとか言う人もいますが、身体が自由に動くことは素晴らしいことです。

たとえ理想的な体型でなかったとしても、健康でいられることにどうか感謝してください。
適度な運動と健康的な食事を心がけてください。
 

そして、もっとみんなで助け合い支え合いましょう!

人のために何かをする喜びに勝るものはありません。
私はもっとそれをしたかった。 

病気になってから、私は信じられないほど素敵な人たちに出会い、多くの愛とサポートに支えられました。
この感謝の気持ちは絶対に忘れません。
 

お金は死ぬ時に持っていても何の意味もありません。
新しいドレスにお金をつぎ込むより、大切な人のために使ってください。

食事に誘ったり、贈り物をしたりすれば、きっと心が満たされるでしょう。
プレゼントをする時には感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。

できるだけ、お金はモノではなく経験に使ってください。

日帰りでも良いからビーチに行って、海の水に足をつけ、つま先で砂を掘り、顔を海水に浸けてみてください。

自然と触れ合ってください。

スマホなんていじってないで、その瞬間を目一杯楽しんでください。
人生は画面を通して生きることではないし、オシャレな写真を撮ることでもありません。  

時々、早起きして、鳥の声に耳をすませ、美しい朝焼けを眺めてみてください。
音楽を楽しんでください。私は昔の曲が好きです。

犬を抱きしめてください。
スマホを置いて友人と話してください。

旅もしましょう。
生きるために働いてください。働くために生きてはダメです。
あなたの心が幸せだと感じることに真剣に取り組んでください。

ケーキだって食べましょう。罪悪感なんていりません。
本当にやりたくないことにはノーと言いましょう。

誰かが考えた理想的な人生にプレッシャーを感じる必要はありません。
平凡な人生を望むなら、それでいいんです。

大切な人にはいつも愛を伝えましょう。
 

そして、覚えておいてください。
あなたを悩ませ惨めな気持ちにさせる何かがあったとしても、あなたはそれを変える力を持っているということを。

変化を恐れず勇気を持ってください。

この地球上にあなたがいられる時間が後どの位あるかわかりません。
だから時間を無駄に過ごさないでください。
よく聞く話かもしれませんが、それはやっぱり本当のことです。
 

とにかく、これは一人の若い女性からの人生のちょっとしたアドバイスです。
気にかけてくれても、そうでなくとも、私はどちらでも構いません。 

最後に一つ、もし可能なら定期的に献血してください。
一回の献血で3人が救われます。

私は献血をしてくれた人のおかげで、1年長く生きることができました。
愛する家族や友人、そして愛犬と過ごすことができたこの1年のことを、私は決して忘れないでしょう。

私の人生で最も素晴らしい一年だったんです。

 

それでは、また会う日まで…

ホーリー

 

 


このサイトは、生き方・働き方を模索する人のためのWEBマガジンです。月間300万pv。運営者は原宿に住むコーチ、ブロガー。
→もっと見る

Follow
Facebook
X
Instagram
メールマガジン