心技体
モチベーションアップの法則

心技体は最大限のパフォーマンスを発揮するための3要素

心技体とは?

心技体(しんぎたい)とは、心(こころ)技(ぎじゅつ)体(からだ)全てバランスが整ったとき、最大限の力が発揮できるという教訓のこと。
スポーツや武道の世界でよく使われる言葉です。 英語でいうとメンタル、テクニカル、フィジカル。

いくら体力と技術力が優っていても、気持ちで負けているスポーツ選手は勝てません。 同じように、体力や技術力が劣っているのに気持ちだけで勝とうとしてもなかなか上手くはいきません。 

つまり、「心・技・体」は、最大のパフォーマンスを発揮するために必要な3要素というわけです。

言葉としてはとても有名なので知っている人も多いと思いますが、一部のアスリートを除いて、日常的に使っている人はきっと少ないでしょう。しかしこの言葉、アスリートのみならず、自分の持つ力を最大限発揮したいと思った時には必ず思い出したい、とても優れた枠組みです。

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スランプに陥るのは心技体の乱れ

スランプに陥ったり、本来の実力を発揮できていないアスリートは、「心・技・体」、その3要素のどれかに欠陥があり、それによって負のスパイラルが生まれているというケースがほとんどなのだそうです。 

私たちは上手くいかない時、「歯車が噛み合わない」という言葉を使うことがありますが、その噛み合わない歯車とは「心・技・体」の3つのことだとも言えます。 その3つが噛み合っていないから歯車が上手く回らない。だから上手くいかないのです。

「心・技・体」の間違った解釈

「心・技・体」という言葉は、もともと明治時代の柔道家の言葉が語源だといいます。 だから今でも武道の世界では好んで使われていますし、他のスポーツでも広く使われるようになりました。 

しかし、その使われ方はやや歪曲されていると感じることがあります。 「心・技・体」と言っている人に限って、その実は「単なる根性論」ということが多いのです。 

日本では、精神的にも肉体的にも厳しく追い込み、それに耐えることで力をつけていくだろうという根性やスパルタ主義での鍛錬法が長年はびこってきました。
鬼監督の元、猛烈なしごきと絶対的な上下関係で運営されているチームは、いまだに多いのではないでしょうか。

いわゆる「軍隊式」とでも言いましょうか、そんな指導方法をとっている指導者に限って「心・技・体」という言葉を好んで使う傾向があるように感じます。
それを全て否定するわけではありませんが、裏打ちされた理論もなくただ画一的にスパルタ指導をしてきた多くの日本の指導者によって、どれだけの才能が潰されてしまったかと思うと心が痛みます。

日本で「精神論」や「根性論」が暴走し始めたのは戦時中だと思いますが、足りない物資と未熟な戦術を補うための精神論が奨励され、無謀な戦いに突入して多くの若者が命を落としました。
日本には、未だにそうした精神論の文化が色濃く残っていて、スポーツ界だけでなくビジネスの世界などでも、そうした光景はよく見受けられます。

「気合と根性で結果を出せ‼︎」てなわけです。

心技体の公式「パフォーマンス=心×技×体」

少し話が脱線しましたが、心技体を正しくバランスよく整えるということは、アスリートのみならず普通に暮らす我々にとっても大事な考え方だと言えます。

仕事も勉強も、ひいては人生でも、本来の自分の力を発揮できていないのは、この心技体が上手く整っていないからだと考えることができます。 バランスが大きく崩れたり、どれか一つでも大きく損なわれていると、私たちは持っている力を発揮できなくなってしまいます。

体調を崩したり、悩み事があったり、スキルが足りなければ、どうしてもそこに引っ張られてしまいます。 そこから公式を導き出すなら次のようになるでしょう。

【パフォーマンス】=「心」×「技」×「体」

「心+技+体」ではなく「心×技×体」。 これら3つは「足し算」ではなく「かけ算」です。 どれか一つでも「0」になれば全てがゼロになってしまうからです。

心技体が整った状態とは?

さて、では心技体が整った状態とはどんな状態でしょうか?
これまでの人生を振り返ってみれば、良かった時期は「心・技・体」が全て整っていたのではないでしょうか。感覚としては、無理してないのに全てうまくいく感じだったかもしれません。今思い返してみれば、雑念が消え研ぎ澄まされている感じがあったかもしれません。

感覚は人それぞれだと思いますが、共通しているのは「3つの歯車」が噛み合っている状態だということです。噛み合っているから、エネルギーが損なわれることなくパフォーマンスに反映される。そんな感覚だと思います。

何か上手くいかない時、どうも自分の持っている実力を発揮できていないと感じるとき、この「心・技・体」のバランスをチェックしてみましょう。
3つの歯車は気持ちよく回っているか?無駄な力が入っていたり、悪いところはないか?確認してみましょう。

そうすれば、あらゆるシチュエーションにおいて、最大のパフォーマンスを発揮するために、今の自分に足りないもの、やるべきことが見えてくるはずです。

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