自己憐憫の深層心理を知ればもうその甘美なドラマに飛び込めない

目次

自己憐憫の意味とは?

自己憐憫とは「自分ってなんてかわいそうなんだろう」と自分自身のことをあわれむ感情のことです。

さらにいうと自分自身のことを何かの被害者だと見なし、その悲劇性にうっとり酔ってしまっている状態のことです。

「悲劇のヒロイン症候群」などと言われることもあります。

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自己憐憫の深層心理

自己憐憫に浸っている人はネガティブなエネルギーを身にまとい、不幸をどんどん引き寄せます。

なぜなら不幸になればなるほど自己憐憫に浸れるからです。

自己憐憫に浸った人の深層心理は「悲劇のヒロイン」になることを望みます。
だから不幸を求めるのです。

きっかけは、実際に周囲から心配されるような出来事があったのかもしれません。
それは例えば、幼少期に両親が離婚したなどの出来事かもしれません。

その時に周囲の人たちが優しく接してくれたことに味をしめ、またそうして特別扱いしてほしいという願いが自己憐憫の深層心理にはあります。

── 不幸であること、かわいそうであることで周囲の人から特別であろうとしているわけです。

大抵、周囲のほとんどの人たちはその目論見をキャッチしていて、いつまでも自己憐憫に浸っている人に手を貸そうとはしません。

自己憐憫はうざい?

最初は心配してくれた周囲の人たちも、そんな自己憐憫全開の人と関わると疲れ果ててしまうのでだんだん離れていってしまうでしょう。

自己憐憫に浸っている人は、俗にいう「かまってちゃん」状態であり、かわいそうな自分を過剰に演じることによって周囲の心配や関心を引き出そうとするからです。

必要以上にしつこく自分の不幸をアピールされると、やはり「ちょっとうざいな」と感じてしまいます……。

自己憐憫をやめたいなら

これまで書いてきたように、自己憐憫はその悲劇性にうっとりと酔っている状態です。

そしてその目的は「不幸であること、かわいそうであることによって、周囲の人から特別であろうとする」ことです。

この構造が明らかになってしまったら、もう自己憐憫に浸ることはできないのではないでしょうか。
自己憐憫に浸ろうとする自分を発見したら、「あぁ自分は今そういう手を使って周囲の人の同情を引いたり、特別であろうとしてるんだなぁ〜」と気付くからです。

もうこれで、訳も分からず自己憐憫の甘美なドラマに飛び込むことはできないでしょう。

自己憐憫をやめたいなら、この心理構造に自分で気づくことです。


カテゴリ モチベーションコラム
 タグ  心理学

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