「逃げるが勝ち」で幸せになれる6つのケース

仕事や人間関係において、「逃げちゃダメだ!」と自分に言い聞かせながら厳しい現状の中で頑張っている人は少なくありません。

しかし、意地になって頑張りすぎていないでしょうか。
不毛な戦いを続けてはいないでしょうか。

私たち日本人はたいてい「頑張ること」を美徳としていますから、ついつい無駄に頑張りすぎてしまうことがあるのです。

逃げるが勝ち ──。

先人の教えとして、この有名なことわざが受け継がれてきていることを思い出してみてください。

これは、無駄な戦いや愚かな争いなら避けたり逃げたりしたほうが結局は得策だという意味です。

もちろん、何でもかんでも逃げてばかりではダメですが、冷静に判断して無駄なことならば時には逃げることも必要です。
そうしなければ、大切な時間や労力を無駄に費やしてしまうだけでなく、取り返しのつかない事態になってしまうことだってあるからです。

「逃げる」という選択が、結局自分や周囲の人たちを救うことになるということは決して少なくないのです……。

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目次

「逃げるが勝ち」になりがちな6つのケース

ここでは、「逃げるが勝ち」の態度を持つべき6つの良くあるケースをまとめてみました。

1)疲弊するばかりの人間関係

気を使うばかりで疲れてしまうような相手、一緒にいて楽しくない相手との時間は、あなたのエネルギーを奪うだけでなく、人生の幸福度も下げてしまいます。

そうした人間関係からはうまく距離をおいた方が良いかもしれません。
「いい子」であろうとするあまり、無駄な人間関係に付き合わされているのであれば、自分が損するばかりです。

もちろん、人間関係には色々なしがらみもあるでしょうが、だとしても場合によっては「逃げるが勝ち」という態度が必要な時もあります。

2)あなたを利用しようとする友人

友人だからと言って面倒なことを押し付けてきたり、 あなたを利用して自分が得しようと考える人も中には存在します。

「それでも友人だから裏切れない」と我慢し続けていたら、この先どれだけ苦しい思いをさせられることになるでしょう。

中には、そうした友人に利用されて自分の人生を無茶苦茶にされた人もいます。

線引きをしっかりして、それを超えてくるようであればきっぱりと関係を断つことも必要です。
自分の人生を有意義なものにする責任はあなたにあるのです。

3)あなたを支配しようとする親

親子の縁は切れません。
しかし、あなたは自分の人生を生きなくてはいけません。

親のために生きているわけではないのですから。

いくら親であっても、自分の人生に過度に介入してくるのなら距離を置く必要があるでしょう。

4)あなたを攻撃してくる人

職場でも、路上でも、どこでトラブルに巻き込まれるかはわかりません。

中には、執拗にあなたを攻撃してくる人に出会ってしまうこともあるでしょう。

その場合、戦うだけでなく「逃げる」という選択肢もあることを常に忘れずにいましょう。

私の友人でご近所トラブルに巻き込まれた人がいました。 彼は自分が正しいと確信していたので最初は戦う姿勢を持っていましたが、相手はさらに強硬な態度に出てきました。

争いがエスカレートしそうになった時、彼は振り上げた拳をおさめ身を引きました。 自分の子供を争いに巻き込まないためです。

きっと「悔しい」気持ちもあったでしょう。それでも、彼は「逃げるが勝ち」を選んだのです。

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5)過酷で報われない仕事

ブラック企業というのはたいてい離職率が高いものですが、それゆえに企業側は従業員が辞めないように対策を練っています。

例えば、罰金や精神的プレッシャーをかけるなどです。
そうした仕掛けの中で、責任感の強い人は過酷な労働を強いられていることがあります。

過酷で報われない仕事を限界まで頑張る必要はありません。
自分がボロボロになってからでは遅いのです。

「逃げるが勝ち……逃げるが勝ち……」と自分に言い聞かせて、出来るだけ早めにアクションを起こしましょう。

6)無駄な頼まれ仕事

頼まれると断れず、不必要な仕事まで引き受けている人は多いのではないでしょうか。

しかし、断るべき仕事は上手に断るようにしていかないと、自分の時間を失いストレスばかり溜め込むことになってしまいます。

仕事ができる人を見てみてください。
無駄な仕事は上手に排除して、自分の得意なことに集中しているはずです。

仕事を頼まれても安請け合いせず、断ることも大事です。

「逃げる」とは結局……

「逃げる」というとネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、ときには「逃げるが勝ち」の態度を身に付けないと、世の中はうまく渡っていくことができません。

「逃げる」「断る」、そうして無駄なものを排除して自分が好きなこと、得意なこと、楽しいことに自分の時間とエネルギーを注ぐ方が人生は有意義です。

「逃げる」とは、つまり「無駄なこと、不毛なことに時間やエネルギーを費やすことをやめ、自分の得意なこと、幸せになれることに時間とエネルギーを費やす」ということです。

「逃げるが勝ち」の態度は、時に人生を大きく好転させるキッカケにもなってくれるでしょう。うまく身につけていきましょう。


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 タグ  悩み

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