因果応報
モチベーションアップの法則

因果応報は本当にある?ない?

因果応報とは?

因果応報という言葉を辞書で調べるとだいたい次のような説明がされます。

「人間は良い行いをすれば良い報い(むくい)があり、悪い行いをすれば悪い報いがある。「因」は因縁の意味で原因のこと。「果」は果報の意味で原因によって生じた結果や報いのこと。」

因果応報は、もともと仏教の教えで、実は私たちにとても大切なことを教えてくれています。
ちなみに、仏教では次のような言葉を使って因果応報について説いています。 

善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか) 

つまり、良い結果は良い行いから、悪い結果は悪い行いから生じるということ。
だから良い行いをしましょうというわけです。

因果応報は、「原因」と「結果」の関係性について、至極当たり前のことを言っています。 「蛇口をひねれば水が出る」と言っているのと同じことです。
しかし、私たちはすぐそのことを忘れてしまうのです。
だからわざわざ仏教の教えや教訓として存在しています。

私たちは、たいてい「結果」ばかりに目がいって、「原因」のことにはなかなか目がいかない。
ソローの言葉を借りるなら、「悪の葉っぱに斧を向ける人は千人いても、根っこに斧を向ける人は一人しかいない」ということになります。

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因果応報と自業自得

自業自得も元々は仏教用語で、「自分の行為の報いは自分自身が受ける」という意味です。 つまり、因果応報とほぼ同じ意味。

共に、本来は良い結果に対しても使われますが、現在では悪い結果を招いた時に使われることがほとんどです。

因果応報は本当にある?ない?

世の中を見渡してみると、努力もせずに楽して成功しているように見える人もいれば、いくら努力しても苦労ばかりで報われない人もいるように見えます。

因果応報というものは本当にあるのでしょうか?
それとも本当はそんなもの存在しないのでしょうか?

きっとそれを科学的に証明することは不可能でしょう。その結果を招いた原因が何であるかハッキリしないからです。
たいてい物事というものは、様々な要因が重なり合った結果として生じるものです。これをすれば必ずこうなる、なんていう単純なものではありません。

ただし、次のことを疑う人はいないはずです。

「野菜を収穫したければ、まず畑に種を蒔かなくてはいけない」 ──

それは人の人生においても同じことです。
良い人生を送りたければ、良い種をたくさん蒔かなくてはいけない。

稲盛和夫氏は著書「生き方」の中で因果応報について次のように書いています。

因果応報の法則
善因は善果を生み、悪因は悪果を生む。30年40年というスパンで見てみると、ほとんどの人が日ごろの行いや生き方にふさわしい報果を、それぞれの人生から得ているのです。長い目で見れば、誠実で善行を惜しまない人物がいつまでも不遇にとどまることはないし、怠け者でいい加減な生き方をしている人がずっと栄えていることもありません。 因果が応報するには時間がかかる。このことを心して、結果をあせらず、日ごろからたゆまず地道に善行を積み重ねるよう務めることが大切なのです。

つまり、我々はそれを信じて善行を積み重ねていく努力をするしかありません。

どうやら因果応報は、「あるか?ないか?」ではなく、「信じるか?信じないか?」ということのようです。

因果応報の正しい使い方

すでにお分かりのように、この「因果応報」という言葉は、本来「自分が善行を行う根拠として使うべき言葉」です。「他人に何か悪い出来事が起きた時」に「因果応報だね〜」などと言うだけではもったいありません。

例えば、誰も見ていない道端に落ちているゴミを拾おうとする時、ふと「そんなことをしても何か意味があるんだろうか?自分にとって何か良いことでもあるのだろうか?」と疑念が湧いたら、心の中で「因果応報、因果応報」と唱えるわけです。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉があります。ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの例えです。

それは次のような流れです。
「風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。 盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。 猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋が儲かる。」

つまり、そのぐらい現実世界での因果関係は複雑怪奇で、何が良い結果をもたらすのかわかりません

そんな中でも「良い行い」を積み重ねていくには、それを支える根拠が必要です。
それが「因果応報」というわけです。

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