五欲
モチベーションアップの法則

過ちの元凶にもなる
人間の代表的な欲、仏教の説く「五欲」とは?

仏教の世界では、人間の「欲」の中でも代表的なものを「五欲」としています。
そして、人間は常にこの五欲で動いているのだと言います。 

【食欲】【財欲】【色欲】【名誉欲】【睡眠欲】の五つです。 

ただし、この五欲にとらわれてしまうと、平常心を損ない、人の道を踏み外すようなことをしてしまうと戒めています。
そんな五欲について、もう少し詳しく見ていきましょう。

五欲とは?

【食欲】
たくさん食べたい、美味しいものが食べたいという欲。 ただし、食べすぎは肥満や高血圧を始め健康に不調をきたす恐れがありますし、行き過ぎると食べ物が原因で人と争いを起こすこともあります。 

【財欲】
儲けたい、損したくないという欲。 ただし、お金に取り憑かれてしまうと、人を騙したり、裏切ったりするようなことも起こしがちです。泥棒や詐欺などの多くはこれに該当するでしょう。

【色欲(しきよく)】
異性を求める欲。 のめり込みすぎると、大切な人を裏切ったり傷つけたり、世を捨てて逃避行してしまったり。男女間のトラブルはいつの時代も無くなりません。ストーカーなどもこれに該当するでしょう。

【名誉欲】
名誉・権力を求める欲 見栄をはったり、支配しようとしたり、人を蹴落としたりする原因となります。強すぎると様々な人間関係のトラブルを引き起こします。 

【睡眠欲】
怠けたい、ラクしたいという欲。 強すぎると、勤勉に働いたり学んだりする意欲を失わせます。

五欲は人間なら誰でも欲する、当たり前で真っ当な「欲」であると同時に、我々を惑わす元凶でもあるというわけです。
確かに私たちが犯す罪はどれも、その元を辿ればこの五欲に行き着くことになりそうです。

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企業は五欲で我々を動かそうとする

ちなみに、テレビコマーシャルはどれも、この五欲のいずれかを刺激しようとしていることもわかります。 

「美味しそう!」→(食欲)
「儲かりそう!」→(財欲)
「モテそう!」→(色欲)
「偉くなった気分が味わえそう!」→(名誉欲)
「ラクできそう!」→(睡眠欲)

そう感じた時に私たちは何らかの行動を起こすからです。

欲にとらわれるとは?

ここで、この五欲についてのポイントを改めて整理しておきましょう。 

①人間には五欲というものがあり、それらの欲が私たちを動かす。
②この五欲にとらわれると人は間違いを起こす。
③企業は我々の五欲を刺激することで購買行動をさせようとしている。

仏教では、この五欲を「捨てろ」と言っているわけではなく、「とらわれてはいけない」と言っています。 とらわれてしまうと平常心を失い、人の道を踏み外すようなことをしてしまうのだと言います。

では、とらわれるとはどういう状態でしょうか? 

簡単にいうと、それが「欲しくて欲しくてたまらない。そのことで頭がいっぱい」な状態だと言えるでしょう。
そうなってしまうとヤバいことをしでかしかねない、というわけです。 

「五欲」とは、「欲」を強く持ちすぎると、人間は間違いを犯すという仏教のありがたい教えです。
一番良いのは、「ほどほどに食べ、ほどほどに休み、お金と異性と名誉はほどほどに求める」ということなのでしょう。

自分の中に行きすぎた五欲があったら、「なんかヤバいことしちゃうかも…」と自覚しておきましょう(それで止まるかはわかりませんが…)。

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