視点を変える〜鳥の目・虫の目・魚の目・コウモリの目

「押してもダメなら引いてみな」ということわざがあります。 いくら押しても開かなかったドアも、引いたら簡単に開くことがあるといったことの例えです。

この場合、ドアは押せば開くものだと決めつけていたから、なかなか開かなかったわけです。 このように、私たちは物事を特定の一つの視点からしか見ていないことがあります。 

一つの視点に入り込んで、別の見方ができなくなっている……。 こうしたことは案外多いものです。 

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目次

視点を変えると別のものが見えてくる

視点を変えると、ものの見え方が変わります。

過去を振り返った時、当時とは全く別の考え方ができるようになっていることに気が付くことがあります。視点が変わったからです。 状況に飲み込まれて必死だった当時は、狭い視点に入り込んでいたけれど、すでに過去となった今では、一歩引いた視点から当時のことを見れる、というわけです。 

「相手の立場になって考えろ」などと言われるのも同様です。 自分の立場からではわからないものが、相手の立場に立つと見えてきます。

鳥の目・虫の目・魚の目・コウモリの目

このように、視点を変えると見えてくるものがあります。 そして、視点を変えるのに役立つ考え方に「鳥の目・虫の目・魚の目・コウモリの目」というものがあります。

それぞれが全く別の視点を表しています。 これらを行き来することで、効果的に視点を変えることができるようになるわけです。

鳥の目

鳥のように高いところから全体像を見下ろすような視点。
「一歩引いて、全体像を見てみると?」

虫の目

虫のようにミクロな視点、細部に注目する視点。
「細部に注目してみると?」

魚の目

魚が海流を見極めて泳ぐように、トレンドや流れ、変化などを読むという視点。
「流れを読むと?」

コウモリの目

コウモリが逆さまにつり下がっているように、物事を反対から見る視点。
「逆から考えると?」

行き詰まったら視点を変える

こうして視点を変えると、物事を多角的に見ることができるようになります。 それによって、思いもよらないアイデアが浮かぶこともあるでしょう。

何かに行き詰まった時は、視点を変えると突破口が見いだせることがよくあります。 仕事でも、人間関係でも、自分の人生についてでも、視点を変えてみることは有効です。

ぜひ活用してみてください。 

自分の内なるものも外なるものも、 見ているものを変える必要はない。 ただ見方を変えればいいのだ。
タデウス・ゴラス(米国の作家)

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