考えすぎる性格をどうにかしたい

「考えすぎる」とは文字通り「必要以上のことを考える行為」であり、考えすぎる人はいつ果てるともない思考をひたすら繰り返してしまいます。

「考える」ことはむろん悪いことではありませんが、「過ぎる」のはたいてい良くありません。

なぜなら、それはすごく疲れるし、たいてい考えれば考えるほどネガティブループにハマっていくものだからです。

ここでは、そんな「考えすぎる」ということについてわかりやすく解説していきます。

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目次

考えすぎる人の頭の中

考えすぎる人の頭の中は、もう一人の自分が絶えず投げかけてくる質問でぐるぐるかき乱されているような状態です。

頭の中の声は、例えばこんな質問を投げかけてきます。

「変なやつだと思われてたらどうする?」
「あの時の失敗、覚えてる?」
「失敗したら恥ずかしいよね?」
「ホントにそれで正しいの?」
「そもそもこれなんか意味あるの?」

このような質問を投げかけられると、頭の中はその質問に答えようと必死になります。

しかし、こうした質問はたいてい不毛であり、正解が無く、考えても意味がない類(たぐい)のものです。

したがって、いくら考えても答えにはたどり着かず、思考は答えを探してもがき苦しむことになってしまうのです……。

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考えすぎて疲れる

また、「考える」という行為は、その情報を処理をするために脳がたくさんのエネルギーを消費します。

だから、あまり無駄なことを「考えすぎる」とそれだけで持てるエネルギーの大半を使い果たしてしまいます。

そして、他の活動に回すエネルギーが無くなってしまうのです……。

バカは元気だと相場は決まっています(※ごめんなさい!)が、彼らは考えることに無駄なエネルギーを消耗していないから元気なのかもしれません。

まぁそれはともかく、あまり考えすぎると勢いがなくなるのは間違いありません。 考えれば考えるほど行動力はなくなってしまいます。

成功した経営者たちは口を揃えてこう言います。

「走りながら考えた」 ── と。

「考えてから走る」のではダメなのです。

決心する前に完全な見通しをつけようとする者は決心することができない。(アミエル)

開き直って今この瞬間に生きる

「考えすぎる」のは思考の癖であり、持って生まれた性格ではありません。

考えすぎる子供というのは見たことがありません。
子供は今この瞬間に生きているので、過去や未来のことなど思い煩わず元気なのです。

また、歳を経るとだんだん無駄なことを考えなくなる傾向もあります。
将来の可能性が狭まり、開き直って生きられるようになるからだと思われます。
最近ではむしろ、若者よりお年寄りの方が元気そうに見えるのはこの辺のことが関係しているかもしれません。

考えすぎる性格で悩んでいる人は、こうした子供と年配の人の姿勢からヒントを得ることができるでしょう。

子供のように「今この瞬間に全力で生きる」

考えすぎる人の関心はたいてい「過去か未来」にあります。過去の失敗を悔やんでいたり、未来の心配をしていて、ほとんど現在にないのです。

子供の時のように「今この瞬間を全力で生きる」という事に関心を向けてみるとバランスが良くなるでしょう。

年配のように「(良い意味で)開き直って生きる」

人からの評価ほど息苦しいものはありません。歳を取るとそこで開き直れるのが強みです。

年を重ねるうちに、他人の評価などどうでも良いとわかるのです。

あの感じ、参考にしてみると少しは楽になるかもしれません。

まとめ

考えすぎる人の頭の中は、もう一人の自分が絶えず投げかけてくる質問でぐるぐる掻き乱されている状態です。

そして、その答えを探して考え続けて脳が疲れてしまっています。

自分自身に不毛な問いを投げかけるのをやめ、開き直って今この瞬間に生きることができるようになれば、考えすぎることからきっと解放されるでしょう。

あんまり大袈裟に考えすぎない様にしろよ。 何でも大きくしすぎちゃ駄目だぜ

漫画「ムーミン」の中でのスナフキンの言葉です。
つくづく「そうだなぁ」と感じます。

マインドフルネスジャーナリングといったものも、考えすぎる思考の癖をやめるのに役立つと思います。
考えすぎる傾向にある人は、参考にしてみてください。

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