『充実感』こそが本当の幸せである理由

“充実感”というのは人生において非常に大事な感覚です。 なぜなら、本当に幸せな人は決まって毎日“充実感”を感じながら生きているからです。

しかし、一般的に語られる「幸せ」という言葉にはどこか受動的なニュアンスが含まれています。

例えば「お金持ちになれて幸せ」とか「良い人たちに囲まれて幸せ」といった感じです。 つまり、自分以外の”何か”から幸せを与えてもらっているようなイメージです。 

これだと、「幸せ」は移ろいやすく他人に左右されるものになってしまいます。

手に入れた「幸せ」を手放したくないがために行った行為で、いつの間にか不幸せになっていた……なんてことも起こりがちです。

一方、“充実感”は能動的なニュアンスです。
充実感を感じるには自ら何かしらのアクションを起こさなければ感じることのできません。

実は、そんな“充実感”こそ本当の幸せに直結するのです。

以下で詳しく解説していきます。

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目次

苦しい時にでも感じられるのが充実感

充実感は、何かに対して全力で取り組んでいるからこそ得られる感覚です。

したがって、たとえ困難や逆境の中にあっても、それに立ち向かおうと全力を尽くしていれば充実感を感じられるのです。

逆境の中にいるのであれば、その時は必死で、とても幸せだなどと感じる余裕はないでしょう。
しかし、後になって振り返ってみると、そんな時こそ充実していて、実は最も幸せな時期だったと感じられるようになるということは少なくありません。

成功した人たちが晩年に自分の人生を振り返って、下積み時代のことを懐かしそうに語る姿を見ていると、本当にそう感じます。

逆境に負けなければ、苦しい時こそ自分がもっとも輝く時期と言えるわけです。 

それは社会全体にも言えるのかもしれません。 案外、社会全体が貧しい時の方が人々に勢いがあって輝いているものです。 豊かになると、つい楽をしてしまうのが人間なのかもしれません。

人生には良い時も悪い時もあって当然ですから、幸せな人生を送りたいと願うなら、求めるべきは常に“幸せ”より“充実感”なのです。 

充実感の意味とは

さて、改めて「充実感」という言葉の意味を辞書で調べてみると次のような説明がされています。

心が満たされている、満ち足りているという心情。やりがい。

つまり、自分の行動にやりがいを感じて満足している、満ち足りているということです。 まさに、それこそ本当の幸せと言ってもいいんじゃないでしょうか?

充実感を感じる時

充実感を感じるのはどんな時でしょうか。参考になるつぶやきがあったのでご紹介しておきます。

充実感を感じるための5つの条件

さて、充実感を感じるために必要な5つの条件を提示しておきます。
充実感を得たいと思うなら、これらの条件を満たしてやる必要があります。

目標がある

何かしらの目標や目的地に向けて努力する。または何らかの目的を持って始めることが必要です。

また、より充実感を感じるためには、その目的地に一歩一歩近づいているという実感が持てるかどうかが鍵になります。

全力を出し切る

当たり前ですが、適当にやっていては充実感は得られません。

「自分はやれるだけやった」という感覚こそが充実感に繋がります。時間にメリハリをつけてだらだらしないことも大事です。

自発的である

ただ言われたことをこなすだけでは充実感は感じられないでしょう。

充実感というものはあくまでも自己評価であって、他人からの評価ではないのです。

没頭する

何かしらの作業に時間を忘れて熱中する、夢中になることを「フロー体験」と呼びますが、充実しているときはまさにそんな状態になっているはずです。

それに意味があると感じる

人間は、自分の行動に何かしらの意味や意義を求めるものです。

そして、それが単に自分のためだけでなく、誰かのため社会のためなど利他的なものになると、そこから得られる充実感はより大きくなります。

まとめ

充実感というのはお金では買えません。
そして充実感は、幸せな人生にとって必要不可欠なものです。

たとえ置かれた状況が不幸であっても、充実感のある毎日を過ごすことができれば、その人の人生は幸せだったと言えるでしょう。

そもそも、「お金」や「幸せ」は追い求めると逆に手にできないばかりか、人生が苦しくなっていくことも少なくありません。
しかし、「充実感」を求めていると、結果的に「お金」や「幸せ」が手に入ることが多いものです……。

私たちが求めるべきは「お金」でも「幸せ」でもなく、「充実感」だったというわけです^^


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