パーキンソンの凡俗法則(パーキンソンのぼんぞくほうそく)

パーキンソンの凡俗法則(パーキンソンのぼんぞくほうそく)とは、「組織では、些細な物事に対して不釣り合いなほど重点を置く傾向がある」ということを表しています。

代表的な例えとされるのは、ある原子力発電所での会議の様子です。

その会議の議題は「原子炉の建設計画」「自転車置き場の設置計画」の二つ。 どちらが重要な議題であるかは明らかです。

しかし、「原子炉」については専門的な知識が必要なこともあり、なかなか議論が活発化せずあっさりと結論が出されました。
一方、「自転車置き場」に関しては、誰もが自分の存在を誇示するかのように様々な意見が出て議論は白熱。

結果、その会議で使われた時間のほとんどは「自転車置き場」についての議論だった…、という話です。

大事なところはそこじゃないだろ〜。
ということです。

この例えから、日本では「自転車置き場の議論」などと言われることもあります。
こうしたこと、結構良くありますよね。

何も会議に限ったことではありません。 仕事だけでなく日常生活にもパーキンソンの凡俗法則は潜んでいます。
時間や労力の配分、お金の使い方などでも同じような失敗がきっとたくさんあるはずです。

人はどうでも良いことに時間やエネルギーを使ってしまう傾向がある ── ということを覚えておきましょう。

パーキンソンの凡俗法則を逃れる効果的な方法は、事前に重要度を認識して時間などの配分を適切に設定しておくことです。

1時間の会議なら重要案件は40分、それ以外の案件は20分などとあらかじめ設定しておけば、きっとこうした無駄も減ることでしょう。


カテゴリ モチベーション理論
 タグ  仕事

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