社会的比較理論

人は自分の能力や容姿、態度などをできるだけ正しく把握したいと思うため、自分と周囲の人とを比較することで、社会における自分の位置を確かめようとする傾向にある。

これを社会的比較と呼びます。
アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した理論です。

誰もが無意識のうちに行なっている、「自分と他人を比べる」ということに関しての理論です。

確かに人は基本的に他者との比較の中で自分というものを把握します。
例えば、自分の身長が高いのか低いのかすら比較対象がなければわかりません。

面白いのは、その比較対象の選び方です。

自分に自信がある場合自分より優れた人と比較(上方比較)するが、自信がない場合自分より劣った人と比較(下方比較)して自信を回復しようとする傾向があると言います。

自分よりレベルの高い人を見て成功モデルとするか、自分よりレベルの低い人を見てホッと胸をなで下ろすか。

自分に自信がある時と無い時で、無意識のうちに比較対象を変えているというわけですね。

ん〜、確かに!

自信がない時にレベルの高い人と自分を比べたら落ち込んじゃいますからね。
これはこれで理にかなっています。

ただし、いつも自分より下ばかりを見て一向に成長しない人もいますから、あまり偏った比較対象を持つのは避けたいところです。


カテゴリ モチベーション理論
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