ルッキズム(外見至上主義)〜見た目が全て?

ルッキズム(外見至上主義)とは、容姿(見た目)によって人を差別的に扱うことを指します。

何が差別的だと考えるかは、定義が曖昧であり定かではないものの、見た目だけでその人の価値を判断する強い傾向がある場合は、ルッキズム(外見至上主義)と呼んでも良いのではないでしょうか。 

もちろん、外見は人生のあらゆる局面で影響を及ぼします。
結婚や就職、人間関係などにおいても、それは少なからず影響を与えます。 

美人は収入が8%多い

ある調査では、美人は平凡的な容姿の女性より収入が8%多くなるといいます。

それは男性でも同じです。

いわゆるイケメンは平凡な容姿の男性より収入が4%多いそうです。 

また逆に、平均以下の容姿の女性は平均より4%収入が少なく、男性に至っては13%も少なくなるそうです。 

確かに外見が良い方が、様々な場面で有利に働く可能性が高いのは事実です。
身体的な魅力に欠けていると、厳しい現実に直面することも少なくないかもしれません。 

スポンサーリンク

ルッキズム(外見至上主義)の広がり

ルッキズム(外見至上主義)は、昔からある現象ですが、現代社会の中でジワリと広がりを増している印象があります。

最近では、SNSやスマホカメラの普及によって、写真を他人に見られる機会が格段に増えました。
それに伴って、自分を客観的に見ることも増えたし、他人からどう見られるかも気になるようになりました。

アプリで加工した写真をSNSに載せれば、「キレイ!」「素敵!」といった反応が得られ、人々の中のルッキズムはどんどん刺激されています。

SNSの普及によって、芸能人でもないのに他人から見られる機会が格段に増えたため、これまでになかった程、容姿に対する関心が強まっているのです。

その影響か、中にはアプリで写真を加工するだけでは満足できず、実際に整形を繰り返す人も増えています。

もしかしたら、美人など優れた容姿を持つ人がもてはやされ、そうでない人は不利益を被る……そんな社会構造が以前にもまして増長しているのかもしれません。

だとしたら、これからもルッキズムはさらに広がっていくでしょうし、より社会問題化していくでしょう。

外見は大事だが全てではない

しかし、過度に見た目を重要視する様子はどこか異常さを感じます。
「美しくなければ価値がない」という考えに囚われて執拗に美を追求したり、ちょっとした容姿の違いを理由に他人をバカにするような行為には問題があります。

無駄な不利益を被らないためにも清潔感を保つなど外見に気を配ることは大事ですが、それがルッキズム(外見至上主義)まで発展すると、それはそれでまた生きづらくなりそうです……。

何事も行き過ぎはよくないですね。


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ 

このサイトは、生き方・働き方を模索する人のためのWEBマガジンです。月間300万pv。運営者は原宿に住むコーチ、ブロガー。
→もっと見る

Follow
Facebook
X
Instagram
メールマガジン