耳栓の選び方とおすすめ7選
一度、耳栓を使い始めたらきっと手放せなくなるでしょう—。
大げさではなく、耳栓とは本当にそれくらい生活を快適にしてくれる便利グッツです。
山奥で一人静かに暮らしているならいざ知らず、人口密集地域で暮らしているなら、何かしらの騒音に悩まされることは少なくないはずです。
もはやそれが当たり前だと感じているかもしれませんが、耳栓さえあれば静かでストレスの少ない時間を簡単に取り戻すことができます。
勉強や仕事の集中力アップに、快適な睡眠に、騒音からのストレスや難聴の予防に耳栓は大いに役立ちます。
私自身、これまでたくさんの耳栓を試してきたので、ここではそんな耳栓の選び方やポイントをまとめていきます。
耳栓が活躍するシチュエーション
まずは、どんなシチュエーションで耳栓が活躍するか、というところから。
勉強や仕事の集中力アップに
音というのは集中力を妨げる大きな要因です。騒音がしていたら、どうしてもそちらに気を取られてしまいます。
私たちは、周囲の状況を把握するために、無意識のうちに周囲の音を聞き取っています。
音を通して危険をいち早く察知しようとする生存本能が働いているからです。
耳栓をして、音を遮断してあげれば、そうした本能的な危険察知機能をオフにしてやることができます。
そうそれば、安心して目の前のことに集中できるようになるわけです。
安眠
マンションの隣の住人の音、外から聞こえる騒音、家族のいびきや歯ぎしりの音など、音によって安眠を妨げられている人もたくさんいるでしょう。
耳栓をすれば、そうした騒音の大部分をシャットアウトすることができます。
耳栓一つで眠りの質が格段にアップします。
旅行に行く際にも、耳栓を一つ持っていけば役に立つことがあります。
飛行機や新幹線の中で使えば、周囲の音を気にせず眠りにつくことができますし、滞在先のホテルでも必要な場合があります。
難聴の予防
工事現場やライブハウスなど、大きな音が出ているような場所にずっといると、難聴や頭痛などを発症することがあります。 そうした環境から身を守るためにも耳栓が役に立ちます。
水泳で耳に水が入るのを防ぐ
水泳時などで耳に水が入らないように耳栓をする人もいます。 この場合、耳栓の素材は水を吸うスポンジタイプなどは避ける必要があります。
耳栓選びのポイント
耳栓を選ぶ際にポイントとなるのは次の二つです。
- 遮音性
音を遮る機能。耳栓の形状や素材などによって異なる。 - つけ心地
人により好みが分かれる。耳に入れていて違和感がないものを選ぶべし。
遮音性とつけ心地は、反比例する関係にあると言っても良いでしょう。遮音性が高いということはそれだけ耳をしっかり塞ぎますから、そのぶん違和感を感じる人出てきてしまいます。
自分にとって両者のバランスが良い商品を探していくということになるでしょう。
耳栓の種類
一口に耳栓といっても様々なタイプがありますので、ここではタイプごとにその特徴を紹介していきます。
スポンジタイプ
【遮音性能29dB】(※数字が高い方が遮音性が高い)
100均などでよくあるタイプです。ほんの少し粘着力のあるスポンジという感じ。
それを潰して耳に入れます。その反発力で耳を塞ぎます。耐久性は高くなく、使っているうちに指で潰してもうまく潰れなくなります。そうなると耳の穴にうまくフィットしないので、新しいものに交換することになります。
下記の3Mのものは、10ペアで700円などとコスパが高くなっています。一方、イヤーウイスパーはSサイズもあるので、通常のものが大きすぎてフィットしない人にはオススメです。
低反発ウレタンタイプ
【遮音性能33dB】
枕やクッションなどでもよく目にする弾力のある素材の耳栓です。スポンジタイプと同じく潰して耳に入れ、その反発力で耳を塞ぎます。スポンジタイプより遮音性が高く、耐久性も優れています。
私は基本的にこのタイプのものを使っていますが、遮音性が高い代わりに耳の穴をしっかり塞ぎますので、それが苦手だという人もいるようです。その場合は、上記のスポンジタイプを選ぶと良いでしょう。
モルデックスは10ペアで530円などとコスパにも優れています。8種類の耳栓が入ったお試しセットもありますので、まずはこれで自分に合ったものを探してみると良いと思います。
シリコンタイプ
【遮音性能23dB】
遮音性はウレタンタイプに比べ劣るものの、見た目がスマートなものもあり着けていてもあまり目立ちません。外出先で着ける場合などに向いています。耐久性も高く長く使用できます。ただし、耳に合う合わないがハッキリと分かれるタイプのようで、合わない場合は耳が痛くなることもあるようです。
実際に使ってみないとわかりませんが、やや割高なので自分に合わなかった時のリスクは高いです。
シリコン粘土タイプ
【遮音性能22dB】
耳の穴に入れて塞ぐというより、耳の穴にかぶせて使うタイプです。したがって遮音性はあまり高くありません。その代わウレタンタイプなどで時折聞かれる「耳穴の中が蒸れる」といったことも少ないようです。水泳時に耳を守るのには役立ちます。
6ペアで780円などとなっています。
【番外編】イヤーマフ
【遮音性能34dB】
耳栓ではありませんが、ヘッドフォンスタイルの防音グッツです。場合によっては耳栓との併用でさらなる遮音効果を狙うこともできます。どうしても耳栓がフィットしない人や、徹底的に騒音を遮断したいと思っている人には良いでしょう。
まとめ
ここでは、耳栓の選び方について紹介してきました。自分にフィットするものが見つかれば、騒音のストレスから解放され静かな毎日が送れるようになります。
おすすめとしては、まずは最も遮音性の高い「低反発ウレタンタイプ」を試し、それが合わなければ「スポンジタイプ」「シリコンタイプ」「シリコン粘土タイプ」と試していくと良いと思います。
また、耳栓も様々なメーカーが商品を出していますが、迷ったら「モルデックス」や「3M」を選んでおくと間違いが少ないかと思います。
では、これからは騒音のストレスから解放された静かな日々をお過ごしください。。。
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