順風満帆な人生はむしろ不幸

お金持ちの家に生まれ何不自由なく暮らしているような人を見ると、人生は不公平だと感じるかもしれません。
あの人に比べたら自分は恵まれない境遇に生まれて、苦労ばかりだと感じるかもしれません。

しかし、恵まれた環境に生まれることが人生の幸せにつながるとは限りません。

順風満帆すぎる人生は、むしろ人生に対する満足感を低いものにしてしまう原因になります。

実は、人生は困難や逆境があってこそ輝き、充実感を感じることができるものです。

そんな調査結果があります。

つらい経験の調査結果

ニューヨーク州立大学の心理学者マーク・D・シーリー氏が、2000人を対象に行った調査結果は次のようなものでした。

このことから、適度な逆境があってこそ人は心身ともに健康でいられるということがわかります。 

さらに、適度な逆境を経験した人たちは人生に関する満足度も最も高いのだそうです。 

私たちは誰もが、全てがうまくいくような順風満帆な人生や、楽に生きられる人生を望みますが、実はそういう人生は満足度が低いということです。 

良いことも悪いこともある人生を生きていく 

困難や逆境にあい、失敗したり落ち込んだりしながらも、それを乗り越え成長していく。
結局、そんなありふれた物語を一生懸命生きていくことこそ、素晴らしい人生ということなのでしょう。

老後に自分の人生を振り返った時、逆境の中でもがき苦しんでいた時が最も充実していたと言う人が多いのは偶然ではありません。

腐らず、諦めず、困難に立ち向かっていく ──
人生とは、人間とは、きっとそういうものなのでしょう。

このことを知れば、今後自分の身にふりかかる逆境や困難も、自分の人生を充実させるスパイスのようなものだと、ありがたく受け止めてみることができるようになるかもしれません。


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ  人生

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