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トコロをうる

人間は社会的な生き物です。孤独の中に生きがいを見出すことはできません。結局は社会とのつながりの中で生きていくしかないのです。

人は潜在的に集団(何かしらのコミュニティ)に属したい願望、そしてその中で自らの身を置くポジション、自分の居場所を得たいと思っています。
逆に、これを得られないと孤独感にさいなまれることになります。

自分の価値観と合う集団に属し、その集団に貢献してメンバーから認められたいという願いが叶うと、人はそこに生きがいを見出し、毎日が楽しく生き生きとしたものになっていくはずです。

この願望を満たし、生き生きと充実した毎日を送るには、クリアすべき2つの条件があります。
1)自分と価値観の合う集団(コミュニティ)に属すること。
2)その集団に貢献しメンバーから必要な存在であると認められること。

自分と価値観の合う集団に属する

あなたはこれまで数々の集団やグループに属してきたはずです。家族、学校のクラス、クラブ活動、仲良しグループ、会社、部署、チーム、趣味のサークル・・・。

その中には、自分と価値観の合ったグループもあれば、価値観が合わず違和感を感じていたグループもあったのではないでしょうか。

学生時代の仲良しグループなどは、比較的価値観が合いそうですが、学年が変わって新たな仲良しグループに属するようになったら、以前のグループとはあまり価値観が合っていなかったことに気がつくこともあるかもしれません。

また、家族といえど大人になるにつれ価値観の違いを感じることがあるかもしれませんし、同じ趣味の集まりでもAグループでは合わなかったがBグループではしっくり来た、なんてこともあるでしょう。

いわゆるアキバ系と言われる人たちが秋葉原に集まるのも、価値観が合っていて居心地が良いから集まるのでしょうし、セレブといわれる人達はセレブ同士でどこかで集まっているのでしょう。

いずれにしても、社会とつながる必要のある我々は、その個人と社会の接点となる集団を選ぶことができます
そしてどの集団を選ぶかによって、毎日の生活の充実感は大きく変わってきます。

自分の価値観に合った集団に属するということは、人生の大きな喜びを得ることにつながっていくほど価値のあることです。

ただし、どの集団が自分の価値観に合っているかは、実際に属してみないとわからないはずですから、価値観の合いそうな集団を見つけたらまずは思い切って属してみるべきです。
また、今属している集団に違和感を感じるのであれば、もっと価値観の合う新たな集団を探してみる必要があるでしょう。

その集団に貢献しメンバーから必要な存在であると認められる

価値観の合う集団を見つけ、属することができたとしたら、次はその集団に貢献して自らのポジション(立ち位置)を確立していかなければいけません。

これは、暗にその集団の他のメンバーから「君は必要な人間だ」という承認を受けるということです。
人間は誰もが「承認されたい」「認められたい」と思っており、これが満たされれば大きな喜びを感じます。

この「承認」という報酬の価値は大きく、多少価値観の合わない集団に属していても、これが満たされていれば、そこにとどまる人も多いはずです。

メンバーから承認を受けるためには、集団に何かしらの貢献をしなくてはいけません。そのためには、主体的に自らその集団のためになると思ったことを行うことが最も有効なはずです。
いきなりは無理ですが、その集団のルールや価値観がわかってきたら、何か自らの考えでアクションを起こすように考えてみましょう。

トコロをうるということ

おそらく生まれて最初に属するのは家族というグループだと思います。そこで子供のあなたは家族の価値観をあるがまま受け入れるため、価値観の相違はありません。そして、あなたは無条件に愛される存在であるために、必要な2つの条件をクリアして生き生きと充実した毎日を過ごしていたはずです。

また、引きこもりの若者たちが集まる施設では、同じ引きこもりという悩みを共有できる者たちが集まりコミュニティを作ることで、徐々に社会へと復帰していきます。その過程では、引きこもりだった若者たちの中からリーダーが現れ、皆で力を合わせて新しく来た若者の面倒を見ていきます。

「自らの価値観と合う集団に属し、その中で必要とされる存在になる」ということは、まさに「トコロをうる」ことであり、それによりあなたの魂は生気を増し充実した毎日を送ることができるようになるはずです。


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