やる気スイッチを押すと三日坊主になる理由

「やる気スイッチ」と言えば、個別指導のスクールIEのテレビCMで有名です。子供の体のどこかについたスイッチをスクールIEの講師が押すと、その子供が猛烈にやる気を出すという内容のCMです。 

あのCMは面白くてとても良いのですが、実際には「やる気スイッチ」を押すと三日坊主になってしまう恐れがあるので慎重にやる必要があります。

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やる気スイッチを押すと三日坊主になる理由

「やる気スイッチを押すと三日坊主になる」とはどういうことかというと、あまり猛烈にやる気を出すと、すぐに燃え尽きてしまうということです。 

誰もが経験あるはずです。 

「今日からは毎日3時間勉強するぞ!」
「寝る前に毎日腹筋して夏までに-5kgだ!」
「日記をつけることを毎日の習慣にしよう!」 

意気込んだものの、見事に三日坊主で終わったことが。

スプリンターとマラソンランナーの違い

オリンピックの100m走の決勝では、黒人たちが走る前にアドレナリンを全開にしてテンションを上げている姿をよく目にします。
これから走るレースで爆発力を発揮するためです。 

一方、マラソンの選手たちはあまりテンションを上げません。テンションを上げると疲れるのを知っているからです。
彼らの淡々とした姿はむしろ禅僧のようにすら見えます。
走っている最中も心拍数を上げないように気を配ります。心拍数がある一定の数値を超えると疲れやすくなり最後までもたないからです。 

そういえば、日米通算4000本安打を達成した大リーグのイチロー選手も、結果に一喜一憂せず淡々とヒットを積み重ねています。 

目指すべき目的地が遠ければ遠いほど、あまりテンションを上げず淡々と進んでいく必要があるということです。
そうしないと、途中で燃え尽きてしまいます。

我々が三日坊主になる原因が見えてきたでしょうか。
「よしやるぞーーー!」とあまり意気込んでも、我々はせいぜい三日くらいしかもたないのです。 

その目標が三日以上先のことなら、あまりテンションを上げず淡々と目的地を目指した方が良いということです。 

「よーしやるぞ!燃えてきたぁーーー!!来年の受験まで全力で突っ走るぞーーー!!!」
というのは100mを走るテンションでフルマラソンに挑もうとしているようなもの。
途中で息切れする可能性が高いと言えます。

目標を見定め、適切なやる気を引き出して行きましょう。


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