感謝する

「ありがとう」は幸せを呼ぶ魔法の言葉だと言います。
多くの人から尊敬を集める人たちは異口同音に感謝することの大切さを説いています。

それだけ「感謝する」ことが幸せへの道だという証なのでしょう。

感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。
(松下幸之助)

では、なぜ感謝することが幸せに繋がるのでしょうか?

── 結論から言うと、それによって「態度」「姿勢」が変わるからです。

人は、感謝しながら他人を恨んだり、怒ったり、自暴自棄になったり、絶望を感じることができません。

つまり、感謝は不安や恐れを振り払う効果もあるわけです。

例えば、常に不満を口にしながら生活していた人が、何事にも感謝の気持ちを持つ習慣を身に付けたらどうなるでしょうか?

顔の表情、話す言葉、人との接し方、仕事への取り組む姿勢、全てが180度変わるはずです。
そうなれば、周囲の人もその人に好意的になるでしょうし、感謝の気持ちを持ちながら行った仕事が以前より不出来なわけはありません。

あらゆるものが好転し始めるはずです。

もっとも、感謝する習慣を身に付けた人は、そうした見返りを待つことなく、すでに心の平安という幸せを感じるようになっているはずです。

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感謝のエネルギーは枯渇しない

さて、何事にも感謝しているとどんな気分になるでしょう?

── きっと、何か満たされてる感じがして、自然と力もみなぎってくるはずです。

感謝していると、無理のない気持ちの良いエネルギーが湧いてきます。
これは無理やり自分を奮い立たせるような「枯渇するモチベーション・エネルギー」ではなく、持続可能な「自然モチベーション・エネルギー」なので、いくら使っても枯れることがありません。

とても素晴らしいことだと思いませんか。

不満はね、ストレスの素よ。感謝はエネルギーになるのよね。(森光子)

感謝するのはどんな時?

まず、一般的に私たちはどんな時に「感謝する」ことが多いのでしょうか?

例えば「子供や孫が健康に生まれた」「誰かのサポートで一生懸命やってきたことが報われた」「とても困っていたところを助けてもらった」などでしょうか。

多くの場合、「自分だけではどうしようもないもの」がうまくいったときに感謝の気持ちが芽生えることが多いようです。

もちろん、これらはとても素晴らしいことですが、これでは感謝する機会が限られてしまいます。

誰かが自分に手を差し伸べてくれるのを待っていても、感謝する状況というのはそう簡単には訪れません。

自分から感謝しにいく

幸せのためにはもっと感謝する機会がたくさんあった方が良いのです。

そのためには、受け身で「感謝できる状況」を待つのではなく、自ら主体的に「感謝しにいく」ようにする必要があります。

では、どうすれば「感謝しにいく」ことができるようになるのでしょうか?

これはモノの見方や捉え方の習慣を変えることです。

難しいことではありません。繰り返していけば、誰でもできるようになります。

すべての物事には良い面もあれば悪い面もあります。言い換えると、同じものでもそれを見る人によって「良いもの」にもなれば「悪いもの」にもなります

例えば「朝起きてみたら雨が降っていた」
……それをどうとらえるかはその人次第です。

「あー最悪。ついてない。靴や洋服が濡れるし、傘が邪魔。」
と思うでしょうか?

それとも「雨が降れば木々は育つし、雨があるから太陽のありがたみを感じることができる、ありがたいことだ。」と考えるでしょうか?

(どちらも事実ですが、ここで問題なのは「どちらの視点を選択するのか?」ということです。)

繰り返していればそれが習慣になる

繰り返していけば、どんなことにだって感謝できるようになります。

「朝目が覚めた。今日もこんなに素晴らしい地球が存在してくれていてありがとう」
「ベットから起き上がった。健康な肉体を持てている自分は幸せ者だ」
「朝ごはんを食べることができる。本当にどうもありがとう」

……などなど。

感謝には、その1日を楽しくしてくれるだけでなく、人生を変える力があります。

感謝はあなたの最善を引き出します。ぜひ実践してみてください。

▼関連情報
感謝を実践する上では、「感謝を習慣にする技術」を参考にしてください。
感謝についてもっと深めたい方は「感謝の名言30選」も参考になると思います。


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